厳しさを増す事業環境の変化。危機意識とスピード感をもって意識改革に取り組む

会社全体で、変革に取り組まれている背景や課題についてお聞かせください。
S.J.:私が所属しているCX推進部は、コーポレートトランスフォーメーション、すなわち企業の変革を推進していく部署になります。業務のオペレーション改善やイノベーション、新規事業の創出などを進めていくことが求められます。
当社はベンチャー企業という形で発足しましたが、その後の経緯もあり、現在はHondaグループ向けの仕事がメインとなっています。今後はモビリティの電動化などの変化に対応しつつ、Hondaが進出していない国や地域を、我々が先に開拓していくことも考えられます。どのようにグループ外へビジネスを広げていくかが、課題です。
M.J.:現在、私が所属している非鉄資源事業部は、非鉄金属、樹脂、貴金属という3つの商材をとりまとめています。アルミニウム合金については、材料に付加価値を持たせることが当社の武器で、すでにHondaグループ以外のさまざまなお客さま向けに販売先を広げているところです。
ただ、樹脂や金属は収益環境が厳しいことから、次々に意識改革を進め、体質強化を図らなければならないと危機意識を強めているところです。
メンバーのアイデアを積極的に採用し、新たな発見につなげる取り組みも。

現場で進行中の新たな試みや、チーム運営の工夫について教えてください。
S.J.:部署名にCXと付いている通り、現行の仕事からいったん意識を離した上で、とにかく会社全体を変えていこうという部署なので、現場の意欲は高いと感じています。
例えばある部署のオペレーション自体を変える場合に、どのようにプロセスを変えていくのかについて、外部のコンサルタントも交えながら検討し、社内で率先して変革を推進する仕事をしています。
そういった意味では、業務の目的が「変革」であるというマインドセットを、常に持ち続けることを皆に言い聞かせています。
M.J.:私は2024年の4月までアメリカに6年間駐在していました。この経験を活かし、日本ではあまり馴染みのないブレインストーミングを導入してみたり、ディベート大会などを開いたりしています。具体的には、ポストイットにアイデアを書き出して、ホワイトボードに貼っていき議論をしていくといった取り組みです。
若手から上がってきたアイデアについては、とにかく否定しないようにしています。たとえ小さなアイデアであっても、面白いものがあれば実現性を検討してみます。事業部会のメンバー構成も課を横断した混成にすることで、新たな発見が生まれるような仕掛けも取り入れています。
部下一人ひとりをきめ細かくフォロー。若手が話しやすい環境も整える

部下の挑戦を支えるための考え方や、対話のあり方についてはどうお考えですか?
S.J.:部下には一人ひとり違いがあるため、コミュニケーションの取り方を変えることを意識しています。本人の特性や場面に応じて、一対一で話したり、小グループで話したりといったように、対話方法を変えています。本人が話しやすい環境を整えることが大事ではないでしょうか。
M.J.:若手からすれば、20歳も上の私と話す場合には、身構えてしまうこともあると思います。そこは日々のコミュニケーションに気を配るとともに、事業部会のようなところで担当制を取り入れ、若手とコミュニケーションをとりやすい工夫もしています。
「失敗してもいい、責任は管理職が取る。」信頼があるからこそ、チャレンジを後押しできる。

部署のメンバーが全員活躍できるような組織文化の醸成や、雰囲気づくりについてお聞かせください。
M.J.:私たち2人は、若い頃から海外駐在をさせてもらい、比較的恵まれていると思います。さまざまな経験を積むことができ、人的な広がりが財産になっているからです。その経験から、若手には日頃から、「とにかく失敗してもいいから、何でもやってみればいいですよ」と言っています。若手を信頼し、責任を取るのが、管理職ですから。
会社としては、若手社員を対象とした「海外トレーニー制度」を用意し、グローバルに活躍できる人材を全面的にバックアップしています。海外駐在経験は社員にとって、長い目で見れば絶対的な財産になるので、組織として若手の背中を押してあげようという雰囲気が醸成されています。
S.J.:私も M.J.さんと同じように、若い頃から海外駐在を経験し、会社に視野を広げてもらったと強く感じています。若手にはさまざまなチャレンジをして、どんどん成長してほしいと思いますね。
私どもの部署は、全く新しいことを含めてチャレンジする風土があり、異なるキャリアを積んできた社員が集まっている部署でもあり、お互いを尊重しつつしっかりとコミュニケーションを取りながら、同じ方向に向かって仕事を進めていくことを心がけています。
熱意とエネルギーを持つ若者を求む!

部署としての方向性と、求める人物像についてお聞かせください。
S.J.:私どもの役割は会社の先陣を切って、変革の方向性を示していくことだと考えています。そのためには人事部門とも相談をしながら、私どもの組織作りや仕組み作りを進めていきたいと思います。
当社には、とにかく熱意とエネルギー、パッションを持っている人に来てほしいですね。やはり、海外に行く機会も多い会社ですから、そのような考え方を常に持っている人と一緒に働きたいですね。
M.J.:当社もこれまでの「モノ売り」から脱却し、付加価値をつけてお客様のかゆいところに手が届くような「コト売り」を提供する必要があると考えています。競争が激しくなっていく中で、「今までの当たり前」を打破していくようなマインドを持ち続けていきたいです。
当社には良い意味で、「変わった人」が多いことが魅力だと感じています。自分のやりたいことに責任を持ち、物事を違う角度から見ることのできる人に来てほしいですね。その方が楽しいと思いますし、自ら手を挙げてきた人を受け入れる会社だと思います。







