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Resource Circulation
リソースサーキュレーション
ホンダトレーディングにおけるリソースサーキュレーション真に持続可能なものづくりを目指して、サーキュラーエコノミーの基盤を構築する

わたしたちは、持続可能な社会の実現に向けて、資源循環型の経済モデルを構築する「リソースサーキュレーション」に取り組んでいます。この取り組みは、環境負荷ゼロ社会を目指すHondaが掲げる「サステナブルマテリアル使用率 100%」という目標の達成に貢献するものです。
その実現に向けて、これまで原材料供給からリサイクルまでを一貫して担ってきた当社の強みを活かして、経済合理性のあるサーキュラーバリューチェーンの構築に日々取り組んでいます。
わたしたちが挑むリソースサーキュレーションとは
リソースサーキュレーションとは、製品の使用後に廃棄される資源を再利用し、新たな製品の原材料として活用する仕組みを指します。
これにより、大量消費型の経済から循環型経済への転換を目指します。
Hondaでは、リソースサーキュレーションの実現に向け、「ビジネスイノベーションの推進」や「リサイクル技術の進化」をはじめとした5つを重要な取り組みとしています。その5つうち、ホンダトレーディングでは、特に、循環型経済を支える「サーキュラーバリューチェーン」の構築を重要なミッションと位置づけています。
具体的には自動車製造においては、鉄やアルミ、樹脂といった主要な原材料を再利用する「水平リサイクル(Car to Car Recycle)」の実現を目指しています。この取り組みは、単にリサイクルを行うだけでなく、製品価値を使い切った車両を効率的に回収し、再資源化するための一連のインフラ整備を含むものです。

Car to Carリサイクルの実現にむけて
現在、自動車の製造に使用される原材料の約9割は新たに採掘された資源に依存しており、解体した使用済み自動車の資源の多くは他産業に流れているのが現状です。
ホンダトレーディングでは、使用済み自動車から回収した鉄やアルミ、樹脂などを再び自動車製造に活用する「Car to Carリサイクル」の実現を目指し、技術的な検討を進めています。他にも使用済み自動車を回収するサプライチェーンの構築など、さまざまな角度から取り組みを展開しています。
Car to Carリサイクルを実現する上で大きな課題となるのが、使用済み自動車の解体方法です。現在、解体の対象となる車両の多くは15年以上前に製造されたものであり、リサイクルを想定した設計になっていません。そのため、再資源化には手間とコストがかかりますし、どのように自動車を解体すれば材料を高品位で回収できるかといったノウハウをゼロから構築する必要があります。ホンダトレーディングは、原材料の取扱い実績を活かして、パートナーの解体業者さまと共に知恵を絞りながら、一つひとつ課題を解決しています。
さらには、再資源の価値を高めるためには、解体作業の手間が増える一方で、コストとのバランスを取る必要があります。市場に見合う解体成果物とそのコストのバランスを見極めることも、インフラを構築するわたしたちの大切な役割です。

「難問を愛そう」 未来を繋ぐ挑戦
リソースサーキュレーションは、当社だけ、Hondaグループだけでは決して実現できません。そこで鍵となるのが、業界・業種を超えた連携です。
Hondaグループが持つ「共存共栄」という考えを念頭に、誰かだけが得をして、他が損をするのではなく、関わるすべての方々が納得できる、本当の意味で持続可能な事業モデルを生み出していく必要があります。
さらには、自動車リサイクルの「ループ」を繋ぐということは、すぐに成し遂げられることではありません。
循環型社会の実現はわたしたちのサステナビリティの重要課題の一つでもあり、「今取り組まなければならない」という使命感とともに長期的な視点でその実現に挑んでいきます。
またリソースサーキュレーションは環境対策にとどまらず、次世代のビジネス基盤を構築する取り組みでもあります。自動車の電動化が進む中で、わたしたちが取り扱う原材料や部品、サプライチェーンの在り方も大きく変化していきます。その変化を見据えながら、Hondaのキャッチフレーズにある「難問を愛そう」を胸に持続可能な循環型社会の実現に向けて、挑戦を続けていきます。
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